空き巣は必ず下見をします。そんな空き巣に入られる前兆と、空き巣に合わないための対策とは?最近の空き巣・忍び込み被害の傾向から、かけつけ型・防犯カメラなどの空き巣対策を比較。年間474件施工の空き巣対策のプロ「トレネッツ.」が教える”空き巣が嫌がる家”とは。
空き巣が入りやすい家とは
不在のタイミングで自宅や会社事務所などに不法に侵入し、家財や貴重品を盗んでいく空き巣。そんな空き巣被害に合いやすい家があることをご存知ですか?
まずは「どういう家」が「空き巣に入られ・被害を受け易い」のか、確認していきたいと思います。
そのヒントは、”空き巣の侵入経路”にあります。
空き巣はどこから侵入するか
空き巣の侵入経路で最も多いのは、ずばり「窓」です。
窓からの侵入がなんと空き巣の半分を占めています。
特に2階以上の窓は施錠されていないことが多く、ここから侵入されるケースが目立ちます。次に玄関25%、勝手口11%と続きます。
空き巣はガラスを割る
また窓については、施錠されていてもガラスを割り、解錠して侵入するケースが多く発生しています。
いずれの場合も、「この家には人がいない」「入りやすそうだ」といった理由で侵入を許すのです。
ちなみに名古屋市でもっとも空き巣被害件数が多いのは緑区。
空き巣に入られる理由としては、一軒家も多く、働き盛りの世代で自宅を不在にすることが多い上、新築で購入したばかりで防犯意識も低い世帯が多いなど、空き巣に入られる要素が揃っていると考えます。
芸能人も被害に
2024年4月には、競馬騎手の武豊さん宅が、空き巣に入られたことがニュースになりました。
2022年7月にはプロボクサーで3団体統一王者を成し遂げた井上尚弥さんの自宅が試合直前に空き巣に入られていたことが分かり、話題となりました。
2021年11月にはプロゴルファーの金田久美子さん宅に空き巣が入った犯人が捕まり、こちらもニュースになりました。
また被害に遭うだけではなく、元スポーツ選手が逆に空き巣を行なったケースも。
元プロ野球巨人の投手・宮本武容疑者は、和歌山市内の住宅に侵入し現金や貴金属7,100万円相当を盗んだとして2023年5月に逮捕されています。
2023年8月には、元ソフトバンクの選手も空き巣で逮捕されています。
「原田龍哉」で報道されていますが、現役時代は「伊奈龍哉」で活躍した選手です。
7月23日に兵庫県洲本市で空き家に侵入しているところを近隣住民に見つかり、逮捕されています。
また近年は空き巣ではなく在宅中を狙って金目の物の場所を脅して聞き出す強盗事件も相次いでいます。強盗事件については、ルフィ強盗事件に見る強盗に狙われる家の特徴 も参考にご覧ください。
背後に情報屋の存在も
こうした芸能人をはじめ、「金目のものを持っている家」は下見以外に「情報屋」が介在しているとも言われています。
情報屋は、例えば「あの会社には多額の現金がある」「お金持ちの○○さんが旅行に出ている」「××さんの家には高級時計が10本ある」といった、お金になる情報を提供してもらう幅広いネットワークを持っていて、その情報を窃盗団に売り、盗んだお金の何割かを入手するという仕組みが成り立っている
空き巣に入られるのは決して芸能人だけではありません。こうした下見を請け負う情報屋のネットワーク網にかかってしまえば、自分達も被害に遭うのです。
「かけつけサービス」の課題
では空き巣に入られないための対策は、どうしたらよいでしょうか。
いわゆる防犯警備会社・セキュリティ会社について考察します。
セコムやアルソックの問題点
いわゆる「防犯対策」「セキュリティ対策」と言うと、多くの方がセコムやアルソックのような侵入時にアラームを鳴らし、現場へガードマンがかけつける、いわゆる「駆けつけ型」サービスを想像されるかと思います。
しかし「かけつけ型」ではその呼び名のとおり "犯罪が発生した後にかけつける" という対応となります。
そのため、”そもそも入らせない” という点においては効果は疑問です。
空き巣が入る前の前兆
空き巣は基本的に突然犯行に及ぶことはありません。
捕まらず確実に犯行を終えるために、ほぼ確実に「下見」を行います。
あのルフィ強盗団も事前に被害にあった家の前をレンタカーで通る様子が別の防犯カメラに残っていました。
空き巣犯は事前に入念な下見を行い、ときには入りやすそうな家を見つけたらマーキングをします。
犯行当日は設置したマーキングが見つかっていない=不在を確認した上で素早く侵入し、現場から短時間で盗みを終え離れるのです。
・郵便ポストや玄関にシールや油性マーカーで目印を付ける
・侵入する予定のドアや窓に、テープや物を置く
こうしたマーキングは「空き巣の前兆」ですが、「かけつけ型」セキュリティサービスでは検知することができないため、その後の侵入そのものを防ぐことはできないです。
空き巣対策での「防犯カメラ」の課題
次に思い浮かべるのは「防犯カメラ」ではないでしょうか。
犯罪者は自身の犯罪が見つかることを恐れますので、防犯カメラで現場を録画することは一定の効果があるでしょう。
先の通り、泥棒は盗みに入るにあたり入念な下見を行います。
その際に防犯カメラの死角を確認したり、防犯カメラ自体を短時間で破壊するなどの行為に及ぶ可能性が高いのです。
また、防犯カメラは基本的に "犯罪の事後に確認するもの" であり、侵入や犯罪そのものの抑止には効果は限定的だと考えます。
弊社が万引についてまとめた記事(万引き対策を比較【防犯カメラは効果なし!?】)では、万引犯は防犯カメラがあっても万引を躊躇するのはわずか5%という衝撃の結果が分かっています。
空き巣犯も同様に、防犯カメラがあるだけでは犯行を実行する可能性が高いと考えられます。
"空き巣が入らない家" とは?
犯罪者の心理を踏まえると、できれば「こっそり」お邪魔して「用事」を済ませて「手短に帰りたい」。ということになるかと思います。
そのため空き巣犯は
「侵入することがすぐに検知・認識されること」
「侵入が容易ではないこと」
を嫌うのです。
つまり、この逆であれば良いのです。 そうなると「空き巣が入らない家」とは、
すぐに侵入が気づかれる
侵入が難しい、時間がかかる
という家になります。
空き巣に対する防犯・セキュリティ対策はこの2点が重要になってきます。
そこで言われているのが防犯の4原則です。
時間
光
音
地域の目
犯罪を防止するための4つの原則、これは「時間」「 光」「 音」「 地域の目」です。この4原則に基づく対策を組み合わせることで、より大きな防犯効果が得られます。
時間
侵入までに時間のかかる建築部品を取り付けます。
例えば、玄関を2重ロックにしたり、割れにくい窓にするなどできるだけ侵入しにくい建築部品を使うようにします。
光
家の周りをできるだけ明るくするように心掛けます。
大きな荷物で死角を作らないようにしたり、夜は門灯やサーチライトを利用するようにしてできるだけ明るくなるように工夫をしましょう。
音
万が一侵入されたときに、大きな音で周囲に侵入を知らせます。
警報機や防犯砂利などでできるだけ大きな音が出るように工夫しましょう。
地域の目
住民同士で連携して、警戒を高めるようにしましょう。
不審者への声掛けなどを行うことで、事前に犯行を防げる可能性が高くなります。
有効な空き巣対策
トレネッツ.は防犯士の資格を持ち、年間474件の施工実績から得たノウハウにより、泥棒の嫌がる仕組みを熟知しています。
センサーと連動した発光・発信アラートの設置
スマホ連動でリアルタイムで異常をお知らせ
外出先からスマホでカメラ画像を確認し警察へ110番通報
在宅時と外出時で設定変更し、在宅中も監視
名古屋市内で実際に発生している空き巣犯の手口を元に、泥棒が嫌がるセキュリティ対策を様々な視点でご予算に合わせてご提案いたします。
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空き巣対策 事例
ここからはトレネッツ.が担当させていただきました名古屋市内の実際のセキュリティ設置事例をご紹介いたします。
名古屋市瑞穂区 A様
自宅の塀をよじ登って入ってくる空き巣を知らせるために、センサーを各所に設置しました。
名古屋市緑区 H様
大手かけつけ型防犯サービスにご加入されていますが、追加で4台の防犯カメラを外部に設置。
名古屋市南区 M様
貸ガレージに停めておいた車両が被害にあったことから、検知式のサイレンなどの防犯装置とカメラを設置。
その他にも防犯対策事例を多数、ブログで掲載しております。
ぜひ一度、トレネッツの空き巣対策事例をご覧ください。
事務所・倉庫の防犯対策おすすめ機器TOP10もぜひ参考にしてください。
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実際にご自宅へ訪問して、防犯対策のプロの目で調査を行い、対策をご提案いたします。
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