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事務所・倉庫の防犯対策TOP10!泥棒に効果的なセキュリティ機器は何? 会社防犯のプロが教えます

更新日:2022年6月17日

被害額が年々増加の一途を辿る会社事務所・倉庫への不法侵入による窃盗(侵入盗)。そんな侵入盗への防犯対策に有効な防犯機器TOP10を公開。リモートワーク推奨や緊急事態宣言中の休業などにより不在が多くなりがちな事務所・倉庫が窃盗に狙われるケースが発生しています。このページでは事務所・倉庫の防犯対策におすすめのセキュリティ機器をご紹介します。

目次)





事務所荒らしの現状


愛知県では一般の住宅も含めた住宅対象侵入盗(空き巣、忍込み、居空き)が全国的にも多いことで知られています。2017年には6,850件と全国トップの犯罪件数となったほどです。そのため事務所を狙った事務所荒らし、店舗を狙った出店荒らしの件数も同様に全国1位でした。(参考:日本経済新聞


この深刻な状況に対して愛知県警の目覚ましい活動と各企業の対策の甲斐あって、令和2年には1,955件/前年比-28.5%と大幅に件数を減らしていますが、それでも全国ワースト5位という高い発生件数で、決して安心することはできない状況です。


件数ベースで見ると、平成25年以降は下降の一途を辿っており、令和2年には1,388件と、平成22年の8,672件から大幅に減少していることが分かります。


一方でオレンジ色のグラフが表すとおり、1件辺りの平均被害額は約42万円→140万円と大幅に増えていることが分かります。

すなわち犯人グループは、事前に入念な下調べを行い、より換金性の高い備品や現金が多く保管されている事務所・倉庫を集中的に狙っている傾向が明らかになっています。



事務所荒らしへの対策

では事務所荒らし(侵入盗、事務所空き巣)の被害を防ぐためには、どのような対策が有効でしょうか。


まず対策としては大きく2つ、

「被害を最小限に抑える方法」

「被害をそもそも防ぐ方法」

に、分けることができます。



空き巣被害を最小限に抑える方法


事務所や倉庫の空き巣被害に合った場合でも、被害を最小限に抑えるためにはどうしたら良いでしょうか。


現金を置かない・保管方法の厳重化


初歩的な対策として、


1.事務所や倉庫・店舗内に現金を保管しない

2.確実に固定された金庫に高額品を保管する


といった対策が有効だと言われています。


窃盗犯が最も好むものはズバリ現金です。物のように換金する必要が無く、足も付きにくいため、もっとも狙われます。営業などで現金支払を受けている事務所では、日々の売上金を事務所で保管していることがあると思います。夜間は金庫で保管し、翌朝に銀行へ、といった具合です。しかし業務上、当日の日中に銀行へ預け入れできないことも多々あり、こうした場合は夜間に金庫に保管せざるを得ないでしょう。


金庫で保管する際に注意したいのが、金庫自体をしっかりと固定することです。

小さな事務所では手持ち金庫や小型金庫など容易に運び出せる形態の金庫を使用していることがありますが、こうした小型の金庫は事務所に侵入された場合に金庫ごと盗難に合ってしまうため、防犯には全く効果がないのです。中型から大型の金庫で、土台をアンカーで固定できるようなしっかりとした盗難防止対策を図ることが重要です。



かけつけ型サービスの課題

セコムやアルソックなどの総合セキュリティ会社による、いわゆる「かけつけ型」の警備サービスを利用することは、後述の物理的な対策よりも、被害を最小限に抑える面で有効です。


防犯会社によって設置されたセキュリティ機器が異常を検知すると、警備員が現地にかけつけるこのサービス。一方で警備員は窃盗犯と遭遇しても取り押さえたり対抗したりする訳ではありませんので、あくまで「異常を確認するためにかけつける」のが目的です。


窃盗団はこうした防犯サービスに加入している物件でも侵入します。そして警備員が駆けつけるまでに犯行を終え、その場から立ち去るのです。


実際に、ネット上でもこんな意見が見つかりました。


"大手警備会社でバイトしたことがありますが、私ならホームセキュリティは気休めとしか思いません。警備員は、危険を犯して犯罪者を捕まえる必要はない、犯罪者は逃がせば良い。と教育されてますから。"


"セコムに入ってみて、確かに安心感はあったのですが、最近、ホームセキュリティのシールがある家を狙って入る空き巣が増えているとのニュースを聞いて、どうしたものかと考えております。"


そのため、こうしたかけつけ型の防犯サービスは警備員が来るまでの時間で盗めるものを盗む、という意味で被害を最小限に抑える対策だと言えます。



会社への空き巣被害を防ぐ方法

それではそもそも事務所・倉庫に侵入させない、被害そのものを防ぐ方法はどういった方法があるでしょうか。


1.窓のセキュリティ強化と警報連動


侵入盗犯は当然ながら出入りしやすい場所から侵入します。

最も狙われやすいのは「窓」で、侵入経路の60%が窓からの侵入となっています。 次に狙われやすいのは通常の出入口、といった順になります。

そのため窓には衝撃や開閉を検知して音や光で反応する防犯センサーを設置することが最も効果的です。また出入口のドアについては錠を二重にしたり、扉自体を強固なものにする、扉とは別にシャッター(鎧戸)を付ける、といった対策が有効となってきます。



2.防犯カメラの設置


犯人は犯行がバレて足がつくことを避けますので、防犯カメラは一定の効果が期待できます。また録画さえされていれば、被害の状況や侵入経路などを映像として記録できますので証拠としても有効です。また近年はクラウド型防犯カメラなど、スマホなどで遠隔で防犯カメラの映像をリアルタイムで確認できるようになっているものもあり、緊急時にはいち早く現場の状況を映像を通して確認し、防犯アラームと連動させることで侵入者にスマホを通じてリアルタイムで音声を伝えて警告をすることもできます。



事務所・倉庫荒らしへの防犯機材おすすめTOP10

このように、会社の事務所や倉庫荒らしを防ぐためには、事務所・倉庫の内側だけでなく外部との連携を図ったセキュリティ機器の導入が有効です。

そこでここからはおすすめの防犯対策機器をご紹介します。



防犯機器10位:SIMカードルーター

事務所や倉庫の運営形態によってはネットや電話回線がないなどの理由で警備システムが外部と通信できない、ということもありました。通信ができないと、犯行があっても気づくことができず、社員が現場に来て初めて窃盗に気づくことになり被害も大きくなってしまいます。そこでこのSIMルーターがあれば、電源さえあれば単独で通信できるため、これまで遠隔での警備が困難だった場所でも設置できるようになります。もちろん、これ単独では意味がありません。




防犯機器9位:防犯ステッカー


一時期、セコムのステッカーの偽造品がネットオークションを中心に出回り問題となりましたが、防犯サービスに加盟している、と窃盗犯に知らせることは重要です。実際には入念な下調べを行った後で犯行に及びますので、シールだけで実際にセキュリティ対策を行っていなければすぐにバレてしまいますので、意味がありません。



防犯機器8位:屋内用ドーム型カメラ

ドーム型の防犯カメラは通常よりも広い視野角で室内の映像を捉えることができ、カメラ自体の台数を減らすことができたり、ひとつの画面で隅々まで見ることができるなど、非常に便利なアイテムです。しかしこちらも事務所内を録画するという点では侵入後の対策となります。



防犯機器7位:入退室管理ICリーダー

出入口の出入りを一般的な鍵ではなく、電子錠にすることで鍵穴を亡くし、侵入を困難にすることができます。また電子錠を破壊すれば直ちに警報が鳴りますので、直ちに侵入に気づくこともできます。ICカードリーダーに対応した入退室管理システムでは、こうした窃盗犯の犯行への牽制だけでなく、一般社員の入退室の管理も厳格に行うことができますので、社員による営業時間外の入退室…内部犯への検知にも効果的です。スマホでも登録すれば鍵になりますので、防犯対策だけでなく日常的にも利便性が高まりますので、おすすめです。




防犯機器6位:マグネットセンサー・シャッターセンサー

マグネットセンサーは窓枠にペアで設置し、離れると警報装置に通知するタイプです。

シャッターセンサーは対象となるシャッターの開閉を検知すると同様に通知します。



警報装置と連動することで事務所内に警報音を鳴らすなど、犯人を威嚇する効果があります。しかし侵入後にしか効果がないこと、警報音だけでは抑止力にはならないなど、こちらも単体では効果が限定的です。効果的に運用するためには、前後のセキュリティシステムと組み合わせることが重要になってきます。




防犯機器5位:警備機器コントローラー

前述のカメラや警報などを一元管理するのが、警備機器コントローラーです。

警備のオン・オフはもちろん、各機器の連携、自動化などを設定できます。

この機器の設定が防犯対策の大きなポイントになってきます。

防犯カメラ、センサー、警報、関係者への通信、警察への発報など連携し防犯効果を最大化させるためには必要不可欠な機器です。


防犯機器4位:屋外防犯カメラ


王道中の王道。最近はネット通販などで安価な中国製のカメラも出回っていますが、ほとんどが屋内用であること、機器の品質・信頼性、取扱説明書の言語の問題など、"侵入させない"ために利用するには現実的ではないでしょう。

屋外に、安定的に、侵入を防ぐために効果的に、設置することが非常に重要です。


また他の警備機器と連動して、異常検知時には遠隔でスマホなどに通知し、映像をリアルタイムで確認するなど、カメラ単独ではなく警備機器全体との連携がより効果的です。




防犯機器3位:屋外用人感センサー

犯人は地面や空から事務所内に入る訳もなく、足で歩いて近づきます。

そのため外部対策は非常に重要です。犯人にとって犯行に早く気づかれることは、失敗する確率や捕まる確率が高まるため本能的に避けます。屋外用の人感センサーは、敷地内に侵入した不審者をセンサーが捉えた時点で検知しますので、非常に嫌がります。警備機器コントローラーと連携させることで、すばやい対応が可能となります。




防犯機器2位:フラッシュサイレン

こちらはセンサーを内蔵し、単独で警報音・サイレンを鳴らすスグレモノの防犯機器です。

一般的な家庭様のセンサーライトを防犯対策に利用しようと考えられる方もいらっしゃるかもしれませんが、電池式ですぐに電池が切れてしまったり、単純に発光するだけでは防犯対策としてはほとんど意味がありません。発光も警戒されるようなフラッシュパターンのほうが効果的であり、電源をしっかりと確保した据え置き型で電池切れの心配もありません。



防犯機器1位:セキュリティシグナル

堂々の1位は、セキュリティシグナル。看板・提灯のような外観で、機械警備中であることを外部でアピールする効果はもちろん、警備機器コントローラーと連携することで異常検知時に警報音を外部に鳴らすことができます。外部に警報音を鳴らすことで、自宅が近くにある場合や周辺の住民に建物の異常を早い段階で知らせることができます。犯人はより多くの人間に犯行を認識され、場合によっては目撃されるのは避けたいため、こうした機器が設置されている物件は避けるでしょう。






会社の防犯対策はトレネッツ.へご相談ください


いかがでしたでしょうか。会社事務所・倉庫の防犯機器おすすめTOP10をご紹介いたしました。

ランキング形式ですが、必ずしも上位の防犯機器だけで効果が出る訳では有りません。

連携させることが非常に重要ですし、事務所や倉庫の状況によって優先順位は変わってきます。


愛知県名古屋市北区に本社を構えるトレネッツ.は、


「侵入されたらどうするかではなく、侵入をあきらめさせるにはどうするか」


という考えに基づいた防犯診断、設計、施工、運用保守とすべてワンストップサービスを展開しています。


中小企業の社長同士だからこそ、本当に必要なセキュリティ対策の提案力・相談力に自信があります。

2020年の防犯設備の設置実績は474件。

事務所、倉庫、店舗などご予算や方針に沿った防犯機器のご提案・設置を差し上げますので、まずはお気軽にお電話・メールでお問い合せください。 愛知県以外の方も歓迎です。




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