車を盗難から防ぐ効果的な方法は?愛車を守るガレージのセキュリティ対策

更新日:4月21日


近年、高度な手口を使って解錠し車を窃盗する手口が増加しています。非常に短時間で犯行を終える為、在宅中にも関わらず自宅の車庫から盗み出されるという事件も。そんな悪質かつ深刻化する車両盗難は、どのように防ぐことができるでしょうか。セキュリティ専門会社であるトレネッツ.が導入事例を踏まえて独自の視点で考察します。

愛知県はワースト4位の車両盗難多発地域


車を盗む行為は、「自動車盗」として愛知県警から情報が発信されています。

令和2年度(2020年)は年間500件発生しており、これは全国でもワースト4という件数でした。

順位

都道府県

発生件数

1位

茨城県

821件

2位

大阪府

789件

3位

千葉県

670件

4位

愛知県

500件

5位

埼玉県

460件

つまり毎日1台以上の車が愛知県内で盗まれている、というのですから驚きです。


一方で全体の発生件数はここ数年、減少傾向にありますが、2016年から毎年4位という不名誉な状況になっています。


参照)警察庁HP「犯罪統計資料(令和2年1月~12月【確定値】)」、県警察本部「令和2年中の犯罪の概況」



狙われやすい車に変化


これまで狙われやすい車として有名だったのはトヨタ・ハイエースでした。

全世界で人気の高い商用バンということもあり、バラバラにして部品として海外へ輸出されるケースが後を経ちませんでした。

しかし近年はハイエースなど商用車は盗難者のランキングTOP10には入っているものの、絶対数は大きく数を減らしています。


ではどのような車が狙われているのでしょうか?

順位

車種

盗難件数

1位

レクサスLX

119台

2位

トヨタ プリウス

79台

3位

トヨタ ランドクルーザー

32台

4位

レクサスRX

25台

5位

レクサスLS

23台

6位

トヨタ クラウン

17台

7位

トヨタ アルファード

12台

8位

スズキ キャリー

8台

9位

トヨタ セルシオ

7台

9位

トヨタ ハイエース

7台

参照)愛知県警 自動車盗の実態




このようにレクサス含むトヨタ車がTOP10中9台を占める結果となりました。

表の通り、高級車が名を連ねており、車両盗難の平均被害額も370万円となっています。


しかし高級車ともなれば車両本体に強固なセキュリティが施されていて、盗むのは困難と思われるのですが、何故高級車が短時間で盗まれるようになったのでしょうか?



ハイテク化する窃盗方法


短時間で強固なセキュリティを装備しているはずの高級車が盗まれる背景には、車の盗難のハイテク化があります。


中国のECサイトでは普通に怪しげなグッズが購入できる

1.イモビライザーを無効化する「イモビカッター」


車のキーに電子的なIDを設定し、一致しないとエンジンを始動できないようにするセキュリティが「イモビライザー」です。高級車だけでなく、もはやほとんどの車に装備されている標準的なセキュリティですが、これは容易に突破できてしまうのが実態です。

車の配線につなげることで、この紐づけられたIDを"初期化=リセット"してしまい、不正に書き換えることで解錠・エンジン始動してしまう物です。


2.リレーアタック


近年増加している手口が、車のキーレスキーから発せられる電波を増幅して車を解錠・始動させてしまう「リレーアタック」という手法です。

本来は解錠にはドアの付近まで近づく必要があり、エンジン始動には車内にキーがあるなど、非常に近距離にある場合のみ反応するキーレスの仕組みですが、通常から微弱な電波を発信しています。そのため特殊な装置を使ってこの電波を「増幅」し、不正に車を解錠・エンジン始動させてしまうのがリレーアタックです。


3.コードグラバー


こちらもキーレスの電波を悪用した手法です。キーレスを操作する際にも当然電波を利用しています。みなさんも少し離れた場所からキーレスのボタンを押して車の施錠・解錠などを行うことがあるかと思います。このように時には数百メートル離れた距離でも車を操作できる便利なキーレスの電波を不正に受信。電波をコピーして操作してしまうのが、コードグラバーです。リレーアタック同様、距離が離れていても不正にキーレスの信号をコピーされてしまうので、知らない内に盗難の準備が進んでいることになり、大変恐ろしい手段です。


4.CANインベーダー


近年、車もスマホ並に電子化が進み様々な動作を電子制御しています。それらを制御するのに使われている通信規格が「CAN通信」と呼ばれるものです。このCAN通信を使って、ECUなど車の重要な電子部品をコントロールしているわけです。またこのCAN通信は自動車業界の標準規格であり、ほとんどの車で利用されています。このネットワークに車外から不正に接続し車内のネットワークにアクセスすることで、解錠・エンジン始動させる手法が、CANインベーダーです。


このように「多くの車で採用されている既存のセキュリティはほぼ無効化できてしまう」のが現在の車盗難の実態なのです。


ではどのように愛車を盗難から守れば良いのでしょうか?


物理的な対策方法


いずれの手法も電子的なセキュリティを解除していることから、逆に物理的なセキュリティ対策を行うことで防げる可能性が非常に高くなります。


1.車本体への二重ロック


まずはハンドルロックやタイヤ/ホイールロックなどの物理的な対策が導入も容易で効果的だと言われています。シフトノブやブレーキペダルを固定する器具もあり、いずれも解除に手間取ることを想定させるため、下見の時点で盗難の対象から外れることになると思います。


一方で通勤や業務で利用するなど車の利用頻度が高い場合には、これらの対策は非常に煩雑です。場合よっては何度も付けたり外したりして、その都度器具をトランクに出し入れするのは苦痛ともいえます。本当に狙われているかどうか分からないこともあり、面倒で止めてしまう人も多いでしょう。


2.鍵本体・キーレスの取扱い


先述の通りリレーアタックやコードグラバーといった手法から守るために、車の鍵の扱いそのものを見直すことで、自動車盗難を防ぐことができるでしょう。キーレス操作にあたってはなるべく遠隔での施錠/解錠を控える他、自宅での保管の際は外部から近い場所(例えば玄関先)などに鍵を保管することは絶対に避けましょう。また、車の鍵そのものを盗まれるケースもありますので、車の鍵は電波を防ぐ鍵付きのボックスなどに厳重に保管しておくことが非常に効果的です。


しかし各種ロック同様に、鍵を使う度にキーボックスを開け閉めするのが面倒に感じたり、自宅のレイアウトによってはリビングが自動車の保管場所に隣接していたりと電波を完全に遮断することは難しい場合もあります。


3.ガレージ/駐車場所のセキュリティ強化

そこでオススメなのが、車を駐車している場所自体のセキュリティの強化です。

費用こそかかりますが日々の管理のしやすさ、絶対的な防犯効果は絶大です。


そんなガレージのセキュリティを考えた時、自前で防犯カメラを設置することを考える方が多いようです。


しかし、トレネッツ.は経験上、「防犯カメラだけでは盗難の抑止につながらない」ことを知っています。


基本的に泥棒は、


  • 事前に入念な下見を行う

  • 短時間で犯行を終える

  • 録画のみの防犯カメラは気にしない


という傾向があるからです。


実際、夜間の防犯にと設置した防犯カメラの前で堂々と自動車を盗んでいく様子がテレビやネットで取り上げられることが多いかと思います。


車を止めるガレージのセキュリティ対策は、防犯カメラをただ設置するだけでなく、「泥棒が嫌がる防犯機器」を効果的に設置することが重要なのです。


トレネッツ.のガレージセキュリティ導入事例


自宅から離れた場所に駐車場がある三重県のYさんからのご依頼で警報装置をガレージに設置しました。




”警戒中”を主張するセキュリティシグナル(TO-520)で抑止効果をだします。

夜は常夜灯になり明るい光で見張ります。泥棒が侵入すると音と光で威嚇します。

室内にはパッシブセンサー(PA-6612)を設置し車庫内を見張ります。

コントローラー(RXT-750CTI)と警報ベル(KB-6C)を車庫内に設置し、泥棒進入時に音で威嚇します。


これ以外にもガレージ・駐車場へのセキュリティ対策事例は多数ございます。


貸ガレージにセキュリティ対策を実施した事例(名古屋市港区)


車上荒らし対策にマンション駐車場にセキュリティ対策を実施した事例(名古屋市東区)


電灯しかない離れた駐車場にセキュリティ導入した事例(東海市)


自宅件事務所に防犯カメラ4台設置した事例(稲沢市)


ガレージセキュリティのご相談はトレネッツ.へ


大切な愛車を守るガレージ・駐車場のセキュリティ対策で困ったら、ぜひお気軽にトレネッツ.までお問い合わせください。

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