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万引対策まとめ! 既設の防犯カメラを活用した最新の事例も紹介

最終更新: 6月10日

スーパー、コンビニ、ドラッグストア、書店など店舗の存続を脅かす「万引き」。レジ袋廃止やコロナ禍の収入減・ストレスなどで万引き増加への懸念が高まる今、万引き防止の対策方法を比較。さらには防犯カメラは抑止効果がない!?驚きのデータとは。


万引被害の実態


まず、万引が行われやすい業種はどんな業種でしょうか。 自社のケースと比較するためにも、業種別の発生件数を見てみましょう。


1位 スーパー(46%)

2位 コンビニ(20%)

3位 ドラッグストア (5%)

参照)万引きに関する調査研究報告書 - 警視庁(PDF)


万引き発生件数トップ3は上記の通りです。 実に約7割近くをスーパーとコンビニで占めていることが分かります。


ちなみに4位以下は書店・衣料品店・デパート・ホームセンター・家電量販店とほぼ横並びで続きます。


以前は書店が上位に入っていました。しかし書店自体の減少や、万引き犯の傾向が変化したことなどにより、割合としては順位を下げています。



また、別の調査「全国万引犯罪防止機構」の公開している最新の調査によると、年間の万引き被害額は1社辺り平均643万円にのぼっています。



被害金額別で見ると、


1位 スポーツ用品店(年間万引き被害額4,700万円)

2位 ドラッグストア(同2,725万円)

3位 スーパー(同654万円)

参照)全国万引犯罪防止機構 全国小売業万引被害実態調査分析報告書(外部リンク)


と、発生件数別とは業種の様相が大きく変化します。



これは単価の高い商品が占める割合が多い業種は万引き件数に対して被害が大きい実態を表していると言えるでしょう。


単価の高く、小型の商品が店頭に多数陳列されているドラッグストアでは、近年万引が急増していることが報道からも分かります。



岐阜県では2020年は過去最高の被害件数となり、人口当たりの発生率では全国1位となったことが報じられています。

参考)中日新聞 県内ドラッグストアで万引急増 発生率、全国1位



また静岡県でもドラッグストアを狙った集団万引が多発。 静岡県警も専門の捜査班を設置するなど、危機感をあらわにして対応しています。

参考)静岡新聞 ドラッグストアで集団万引横行 静岡県警、浜松で防犯指導




万引検挙・補導数の傾向

万引犯が実際に捕まった数はどのように推移しているでしょうか。

実は、万引きの検挙・補導件数は全体としては年々減少傾向にあります。



しかし近年は高齢者や若年層(特に小学生)の犯罪が増える傾向があります。


参照)ヤフーニュース 未成年者と高齢者、万引きとの関係をさぐる(外部サイト)



そして高齢者は食料品を中心とした比較的安価なものを盗む傾向があります。

背景には生活難や孤立など、高齢者が抱える様々な社会問題があるようです。


一方で若年層は単価の高い高額品を盗む傾向があります。

盗んだ物を自分で使うだけでなく"転売"することで現金に換金する傾向も。



また、小学生の万引件数も増加しており、背景にはキャッシュレス化の影響で金銭感覚が狂ったのではないかとの声も報道されています。


今年に入ってからはコロナによる雇い止めなどの問題で職を失ったベトナム人が犯罪組織化し、彼らの犯罪が連日のように報道されるようになりました。


中にはグループでドラッグストアで大量万引した事件もあり、話題になっています。


先の全国万引犯罪防止機構の調査でも、盗んだ商品の処分先として


1位 リサイクル店(19.2%)

2位 インターネット(14.8%)


となっていることから、「万引した物を換金する」という傾向は明らかです。



特に近年はフリマアプリの浸透で以前よりも気軽に物を換金できるようになりました。こちらも高額品万引きを誘発する要因の一つでしょう。


神奈川県では2020年6月、フリマアプリに商品が手元にないまま出品をし、売れたら書店で万引きを行って “仕入れていた” 男を逮捕しました。

参照)神奈川新聞 - フリマアプリで注文受け万引きか 本10冊盗んだ男逮捕(外部サイト)



一方で買取店やフリマアプリでも身分証の提示など本人確認を強化しており、当品であった場合は警察に届け出るなどの義務が古物営業法という法律で定められています。

参照)メルカリ - 本人確認の強化について(外部サイト)



このように換金目的による万引は足が付きやすく、警察が捜査を始めると容易に容疑を固めることができ、犯人を逮捕しやすいのです。



レジ袋有料化の弊害