top of page

少人数化が進む工場内の事故、早期の検知は転倒検知カメラに注目


工場や倉庫でのオートメーション化やIT化が進むにつれて、敷地面積に対して配置される人の数が減る傾向があります。そんな少人数で運営される現場で作業員が事故にあった場合、事故発見まで時間を要し、命の危険性にさらされることも。変化する現場環境で注目が集まっているのが転倒検知カメラです。年間導入実績473件の防犯カメラのプロ・トレネッツがその機能について分かりやすく解説します。


最新の防犯カメラに関するお問合せが増えています!

無料相談実施中↓



工場・作業所内での事故数


安全第一の工場・倉庫の現場作業ですが、残念ながら事故件数は近年増加傾向にあります。


増加傾向にある労災事故件数


厚生労働省が発表している労働災害発生状況によると、令和3年の死亡者数は867人。

前年比プラス65人となっています。

いわゆる"労災"の死傷者数全体では149,818人と、年間15万人に上り、毎日400人がなんらかの怪我をしているのです。


最も多い原因は「転倒」


毎日400人が怪我をする危険な現場作業ですが、もっとも多い原因をご存知でしょうか?

それは「転倒」、つまり作業中に倒れてしまうことです。

2位の「墜落・転落」も状況が高所であることを踏まえると、「作業中に倒れる」という原因が事故の1/3を占めているのです。


現場作業中の転倒の原因は



工場・倉庫内での転倒の原因としては、1)床が滑りやすい状態だった 2)床の凹凸や異物につまづいた 3)階段などの段差を踏み外した が大きな原因とされています。外傷の度合いによっては早期に措置を行う必要があり、特に重傷の場合は救急車を呼ぶなど対応が必要となるでしょう。


また50歳以上となると、不整脈に代表されるような心原性失神の危険性も高まります。

不整脈で倒れた場合、1分経過するごとに助かるチャンスは約10%ずつ失われ、10分後にはとんどの場合死亡すると言われています。この場合、AEDなどの装置を使うことで大幅に生存率を高めることができます。


事故発生時には応急措置が重要


外傷・内傷問わず、現場での事故発生の際には早期の応急手当てが求められます。

応急手当てを行うことで、先述の失神のような場合で命を救うことができる他、出血時など止血など悪化防止はもちろん、寄り添うことだけでも精神的な苦痛の軽減を行うことができます。


救急車の要請から現場到着まで平均7分20秒(令和3年)となっています。発見→救急車要請までに既に時間が経過しているので、事故発生から10分は経過してしまいます。不整脈や心臓発作などの場合、現場での応急措置を行わなければほぼ死んでしまうのです。


早期発見・対応は蘇生率・生存率に直結


事故現場での応急措置が行わるか行われないかでは、その後の生存率が大きく変わります。

応急手当てがあった場合には病院に到着した際の心拍再開率は1.7倍・1ヶ月後の生存率は2.7倍と、大きな差が付いています。


少人数化・半無人化の進む現場


このように工場・倉庫内での労災事故は増加傾向にあり、万が一の事故の際には早期の応急措置・救急車の要請が非常に重要であることは明らかです。


一方で近年、倉庫・工場においてもIT化・DX化が進み、ごく少人数やほぼ無人で稼働するような現場も増えてきています。またそういった現場は本社や事務所から離れた場所にあることも多く、人の目が従来よりも行き届きにくくなっています。


こうした状況を受け、トレネッツでも本社から離れた現場での進捗管理や事故検知のためインターネット回線を活用したネットワークカメラを活用し、本社と工場をリアルタイムで映像を繋ぐ装置を設置してきました。



しかしこうした防犯カメラ・監視カメラでは、常に誰かがその映像をモニターしていなければ異常に気づくことができません。


特に、転倒により作業員が全く動かなくなったというシチュエーションは、動きがなくなることから気づくことは非常に困難です。人間は動くものには注意を払うことができますが、動いていないものには意識が向きにくいからです。


こうした状況を受け、「自動で転倒を検知し、担当者に通知する」機能を備えた『転倒検知カメラ』が登場しました。


転倒検知カメラとは


工場や倉庫内での転倒・転落事故や急病・熱中症・有毒ガスの吸引等、作業員が倒れ込んでしまう状況について、3Dカメラが自動で状況を把握し、責任者や担当者のスマートフォンやPCに通知を送る仕組みが、転倒検知カメラです。このカメラには赤外線も内蔵されており、暗所でも動作。またリアルタイムの映像だけでなく転倒を検知した瞬間の映像も録画されているので、転倒した状況に応じてすぐに的確な対応を行うことができます。


検知からの流れ

一般的なカメラを通じた映像のみの解析(画像センサー)では、強い光や影、夜間や暗所、豪雨などカメラからの映像を遮るシチュエーションでは誤検知や検知漏れが発生します。

しかしこの転倒検知カメラは3Dセンサーと赤外線センサーを搭載することで、高い精度でトラブルを検知することができます。例えば転倒検知においても、作業員の高さを検知しています。そしてそのまま動かなくなった状態を判別し異常を認識。10秒前後で録画や通知を行います。通知が届くと現場のライブ映像と録画映像を確認できるので、現場にかけつけたり、救急車を手配するなど、スピーディーな対応が可能となります。




トレネッツ.へのお問合せ


「転倒検知カメラの件で」と、まずはお気軽にお問合せください。


無料防犯相談実施中↓



こちらの記事もオススメ)




bottom of page