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工場設備が故障・停止したら担当者に知らせるシステム(大口町・r産業大口工場様)導入事例

更新日:2023年6月26日

24時間・365日稼働する工場を運営される経営者や管理者の方を悩ますのが、「自分や担当者が不在の時でも、工場の機械は正常に動作しているだろうか?」ということではないでしょうか。この記事では深夜などスタッフが不在だったり限られたりする状況において、異常を素早く検知できる仕組みについて調べています。


人員が限られる休日・夜間

フル稼働する工場でも、人員手配や深夜手当・休日手当などの都合から、夜間や休日は平日日中よりも人員を絞って運営しているかと思います。


特に管理職に関しては取引先や社内の打ち合わせなどスケジュール・タスクもあり、平日日中を中心に出勤することが多いかと思います。また近年、『働き方改革』による労働時間・労働環境の整備が求められており、以前のような休日のサービス出勤が世論的に困難になっています。


しかし厳格な納期が求められる工場の現場においては、機械の生産性を最大限まで高めることが重要であり、夜間・休日においても可能な生産計画を立てて機械を稼働させる必要があるでしょう。


そこで問題になってくるのが、機械の異常検知です


最低限の少ない人員で機械を稼働させた結果、機械の異常検知がこれまでよりも大幅に遅れてしまうことが想定されます。


機械が異常を検知した際には、その異常状況をもっとも詳しい担当者が「いち早く」「正確に」把握し、現場スタッフへ的確な指示を出したり、自らが工場へ赴き異常を回復することが重要です。


もし異常検知が遅れれば、最悪平日の朝に出勤すると工場には不良品の山が積み重なっていたり、停止した機械と原材料を前に納期の遅れについて取引先に連絡をいれる…など致命的な問題になりかねないからです。


既存の機械に設置できることが重要


そこで経営側・現場側の共通の認識である工場設備の異常検知に対する解決方法として、遠隔で機械の異常を検知し、発報するシステムが挙げられます。


工場の現場では機械自体にエラーや異常発生時に赤色灯やアラーム音で警告を行う仕組みが備え付けられていることが多いですが、多くの場合、「外部に通報する」という機能は備わっていません。


もし外部に通報するシステムを設置する場合でも、対応した機器に既存の機材を全て入れ替えることは非常に高額でハードルが高いものになるかと思います。

そのため、こうした問題の解決にあたっては、遠隔でアラートを通知するシステムの設置の要件には、既存の機械に対応できることが非常に重要になってくるのです。


自動通報システム SC-810X

こうした要件にあうシステムが、このSC-810Xです。このSC-810Xを既存の工場の機械と組み合わせて設置すれば、担当者に自動音声で電話をかけることができるスグレモノです。


電話回線はお持ちのNTTの一般回線であれば接続可能ですので、このシステムのために電話回線を新設する必要はありません。


監視する対象の工場機械は複数台に対応。最大8点まで対応しています。また電話の通報先は、最大10箇所まで設定可能。通知方法も電話への自動音声の他に、パソコン端末へのデータ通報も選択できます。


便利な音声による自動音声機能ですが、不安になるのが深夜帯や休日での携帯電話への発信となると、


・子供や家族が誤って電話を取ってしまう ・担当者が寝ぼけて音声内容を聞きとらない

・担当者がスマホを誤操作し着信を正常に受話できない


といった心配が出てきます。


そこでSC-810Xには「本人確認機能」が備わっています。これは、電話音声を聴き終わった際にダイヤルをプッシュを促すことで、内容を本人が把握したかどうかを確認する機能。 これにより電話で発信し受話されたが、本当は異常を把握できていなかった、というような事態を防ぐことができます。


また自動音声だけでなく、現場の外部スピーカーや集音マイクを組み合わせることで、検知システムを経由した現場スタッフとの通話も可能になります。


もちろん監視時間帯設定により、通常時は現場スタッフによる対応に委ね、休日・夜間だけ警報を遠隔通知することも可能です。


SC-810Xの施工事例


トレネッツ.が設営した、SC-810Xを使った「夜間や休日にも稼働する工作機械の異常を従業員・担当者に電話で知らせるシステム」をご紹介します。

こちらがシステムを組んだ機械です。 ランプに連動して、異常を検知した際には通報を行います。


こちらが通報装置(設備監視システム)SC-810X本体です。該当の機械からの異常信号がこの装置に入ると、登録された担当者の携帯電話へ通報発信を行います。


今回のご依頼では4台の機械を監視することになりましたので、リレーが4つ入ったボックスを設置しました。

通報装置は最大8信号まで入れることができます。


今回の導入に合わせて機械の周辺に監視カメラを併設することで、工場から離れた事務所に設置した大型モニターで現場の機械の様子をいつでもリアルタイムで確認できるようにもなりました。


工場に隣接する事務所以外にも、大口町から遠く離れた別の小牧工場からもインターネットを介して大口工場の機械の様子を確認することができるようになり、管理側としては現場の様子がリアルタイムで確認できるようになり、進捗管理における電話の回数を減らし、必要なタイミングで連絡を取ることができるようにもなりました。


通報装置の導入まずはお気軽にご相談ください


「自社に適した通報装置を知りたい」

「すぐに通報装置を導入したい」


工場以外でも法人・店舗のご担当者様・責任者様の方でもお気軽にお問合せください。 事業の規模は問いません。


 

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電話による工場機械の異常検知システムの導入はトレネッツ.まで。


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