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防犯カメラのプロ

新大阪駅で検温開始!使われているタレット型サーマルカメラとは?


大阪府の吉村知事は、3月22日から関東1都3県の緊急事態宣言解除を受けてJR東海道新幹線の新大阪駅で関東からの降車客の検温を実施すると発表しました。新幹線の大勢の客をどのように検温するのか、ネット上でも様々な憶測が飛び交いました。そこで今回、トレネッツスタッフが実際に新大阪駅に見に行ってきました。


ホームのエスカレーターを降ったところに、検温スタッフとカメラ、テーブルが仮設されていました。

「立ち止まらず、お進みください」の案内が机には貼られています。


使用されていたのは、タレット型のサーマルカメラ。

メーカーはHIKVISION製でした。

このカメラと接続したノートパソコンで、往来する乗客の体温を検温しているようです。

ではこのカメラはどのように検温しているのでしょうか?

離れた距離から訪問者の体温を測定する機械を探し、サーマルカメラ(サーモグラフィカメラ)の導入を検討されている方で、"タレット型"サーマルカメラという聞き慣れないフレーズで「ん?」と思った方も多いかと思います。


このページでは、"タレット型" について詳しく紹介していきます




注目の集まるサーマルカメラ

2020年に世界中で猛威を奮った新型コロナウィルス。感染者を見分ける方法の一つとして、体温測定を行う動きが広まりました。そこで注目を集めているのが、離れた距離から訪問者の体温を測定できる機械、それが「サーマルカメラ」です。



サーマルカメラの仕組み

サーマルカメラを近くで見ると、その名称の通り、カメラが組み込まれていることが分かります。


このカメラは赤外線を感知することができる特殊なカメラ


赤外線は温度が高くなると強くなる性質があり、人間の体も熱を持つことで発する赤外線の量が増加するのです。この量を特殊なカメラを通じて測定することで、離れた場所からも体温を測定することができるのです。




高性能なものは同時に複数人測定

このサーマルカメラですが、性能も様々。もっとも安価なハンディ型は、その名の通り主に手に持って対象者の体温を測定することができるタイプですが、測定できるのは一人ずつです。


ホテルなどで導入が進んでいる大きな液晶画面にカメラが一体化されたタブレット型でも同様に一人ずつの測定となっています。


そしてもっとも高機能なタレット型と呼ばれるタイプではAIを内蔵し同時に複数人の体温を正確に測定することができます。




「タレット型」とは何?

ではこの聴き慣れない「タレット型」とは一体、どう言う意味でしょうか?

辞書で調べると、語源はなんとイタリア語で、ドーム型の射撃用の塔(turretだそうです。中世のお城に設けられた円形の塔の形にちなんで、タレット型サーマルカメラとメーカーが名付けたようです。しかし射撃とは少し危なっかしい気もしますね。

国内メーカーでサーマルカメラを最初に取り扱ったアイリスオーヤマでは、タレット型ではなく「ドーム型」と呼称したように、最近では語源やメーカー呼称よりも単純にドーム型と呼ぶことが増えてきているようです。




現在購入可能なタレット型(ドーム型)サーマルカメラ


この複数人を同時に体温測定することができる高性能なサーマルカメラであるタレット型ですが、現在入手できるのは1社だけ、となっています。


HIKVISION / DS-2TD1217B-6/PA(B)

主なスペックや機能


・1.5m離れた距離から訪問者の体温を測定可能

・測定誤差 ±0.5℃の高精度測定

・測定可能範囲 30~45℃

・接続したPCでリアルタイムの体温測定をモニター可能

・同時に20人測定可能


なお日本国内のメーカーとしてアイリスオーヤマがドーム型・ハンディ型を販売していますが、いずれもこのHIKVISON社製のOEM製品であり、全くの同一モデルです。





HIKVISONとは?


HIKVSION(ハイクビジョン)は、世界最大手の防犯カメラ・セキュリティ機器メーカー。 2001年に中国・杭州市に設立されました。


2017年には世界シェア38%に達し、アメリカを含む世界中で導入されています。 写真はGoogleマップに登録されているHIKVISONの本社社屋の様子です。 (とても近代的な高層ビルですね)




タレット型を選ぶメリット

ハンディ型やタブレット型など様々な種類がある中で、タレット型サーマルカメラを導入するメリットはなんでしょうか?


なによりも、同時に複数人をリアルタイムで体温測定できることです。


9月の4連休では各地の行楽地に大勢の人が集まり、コロナ対策によって入場チェックのための長い行列が出来ました。

大勢の人物をスピーディーかつ大量に検温するためには、簡易的な非接触型の体温計や一人ずつしか測定できないハンディ型のサーマルカメラでは限界があります。

検温のためだけに長蛇の列が出来てしまっては、感染対策も意味をなしません。


また、PCを接続した厳格な管理も大きなメリットです。

検温状況をリアルタイムでモニターできるのはもちろん、データとして保存していきますので遡って訪問者の検温状況を確認することができます。




タレット型のデメリット


そんな高機能でメリットも多いタレット型サーマルカメラですが、デメリットもあります。

まず、値段が高額なこと。次にPCが必須でありケーブル配線、細かい設定など設置が複雑なことです。


しかし体温チェックのスタッフへの感染リスク、大勢の訪問者に対する非接触型体温計での検温のスタッフの疲労などを考えると、高額さを補うメリットの方が大きいかもしれません。


また、購入ではなくリース・レンタルという方法もあります。

この方法であれば、月額7,000円程度から導入することも可能です。



サーマルカメラ運用は設定が重要


このように高機能なタレット型サーマルカメラ ですが、適切な運用のためには設定と設置環境が非常に重要です。

せっかく高性能なサーマルカメラを購入しても、体温の設定を誤っていたり、適切に測定できないような環境に設置してしまえば、せっかくの高性能を活用することはできません。


トレネッツでサーマルカメラをご購入いただきましたお客様には、


・初期段階の設定

・設置時の設定変更


など、サーマルカメラの設定作業も対応させていただきます

もちろん、ご購入いただきましたお客様がご安心していただけるサポート体制も万全に整えております。



サーマルカメラ導入実績を一部ご紹介



トレネッツでは名古屋市の公共施設を中心に、サーマルカメラの導入実績が多数ございます。


サーマルカメラ導入まずはお気軽にご相談ください


「自社に適したサーマルカメラを知りたい」

「早期に精度の高いサーマルカメラを導入したい」


法人・店舗のご担当者様・責任者様の方でもお気軽にお問合せください。 事業の規模は問いません。


費用についても安価でご提供可能です。

例えば、ドーム型(タレットタイプ)のサーマルカメラであれば月額7,000円~での運用が可能です。

(※7年契約リース時の一例)


 

お電話でのお問合せ


株式会社トレネッツ

(平日 9:00~18:00)


「サーマルカメラの件で」とまずはお気軽にお問合せください。


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