防犯カメラのプロ

2022年6月21日

セコムに入っていても防犯カメラを追加したい!4台制限と5台目以降の防犯カメラ増設

最終更新: 2023年6月26日

業界最大手の防犯セキュリティ企業「セコム」。セコムのセキュリティサービスに加入して設置できる防犯カメラだけでは不安という方からの問い合わせが増えています。そこでこの記事ではセコムが設置する防犯カメラの基本性能と、追加する場合、そしておすすめの解決方法についてご紹介します。

セコムの基本サービスにカメラは含まれない

ホームセキュリティといえば「防犯カメラ」をまずは第一に想像される方も多いかと思います。
 
しかし実はセコムの標準プランでは防犯カメラは含まれていません
 
(個人や店舗・医院向けのセコム・ホームセキュリティNEO)

参考)料金・価格 - セコム(外部サイト)

セコムのホームセキュリティサービスは日々サービスを向上させており、最新のものでは非常に使い勝手の良いホームコントローラーで簡単にセキュリティのON/OFFができるほか、スマートフォンにも対応し、外部からのセキュリティON/OFFや通知などにも対応するなど、かなり使い勝手が良いものになっています。

しかしこうしたサービスは基本的にセンサーのみで警備されるものとなります。

そのため何か異常が発生した場合、現地の映像を確認することはできません

外出が多かったり、離れた土地に住む両親の実家に設置したいと考えている人には、画像が残らないセコムの標準のサービスでは物足りないと考える人も多いことでしょう。

もちろん、そのようなニーズのためセコムでもセンサーライトと威嚇機能のついた防犯カメラをオプションで提供しています。

参考)セコム・ホームカメラシステム - セコム(外部サイト)

セコムで利用できる防犯カメラの不満点

しかし、このセコム純正の防犯カメラにはいくつか不満点を感じました。

1.最大4台しか設置できない

個人・店舗・医院向けのプランで利用できる防犯カメラは、ホームモニターと接続して最小1台から設置できるという手軽さがあるものの、一方で最大4台までしか接続できません。死角が多い建物などは4台では不安を覚えると思います。

2.屋内に設置できない

セコムの防犯カメラは日立製といわれており、非常に堅牢かつ高性能・高画質な製品で、信頼性も高いものとなっています。しかし基本的に"屋外用の製品"となっているため、屋内への設置は想定されていないようです。

3.非常に高額

1台から設置できるセコムの防犯カメラですが、ホームモニターとセットで導入する必要があります。また、工事はセコムが直接行う必要があり、結果的に導入するための費用は1台で197,010円、4台で476,850円からと非常に高額に設定されています。
 
(※設置条件によっては追加費用あり)

4.ネットワーク対応していない

記録された映像は専用のホームモニターで確認することになります。そのため近年増えているネットワークカメラ・IPカメラのようにスマートフォンなどで外部から映像を確認することはできません。(別途、IPカメラがラインナップされていますが、こちらも高額です)

防犯カメラはセコム以外が現実的

「防犯カメラを気軽に設置したい」
 
「死角も多く5台以上設置したい」

「屋外だけでなく屋内にも設置したい」

こう考える方も少なくないと思いますが、残念ながらセコムの標準サービスだけではそもそも設置できなかったり、非常に高額な費用がかかってしまうかと思います。

一方でセコムには「かけつけサービス」というトラブル発生時に現地に警備員がかけつけるという大変心強いサービスがあります。また離れた実家の万が一の際に備える「親の見守りプラン」というご両親が万が一の際にかけつけるようなプランも提供しています。

しかし、緊急事態となった場合にどのような状況になっているのか、映像や画像ですぐに確認できればなお良いはずです。ですので防犯カメラはやはり設置しておきたいもの。

そこで検討するのが、セコム以外での防犯カメラの設置ではないでしょうか。

セコムのセンサーを活用したセキュリティのサービスと、防犯カメラによる視認は一層の安心感を高めることになります。

安価な中国製カメラには注意を

そこでインターネット通販で防犯カメラの購入を検討される方もいらっしゃるかと思います。

確かにamazonや楽天市場などで販売されている防犯カメラは、商品説明上は非常に高性能に思えます。

ネットワーク対応もしており、安価で販売されているため、非常に魅力的に映るかもしれませんが、いろいろ問題が多いようです。

1.故障が多い

屋外対応・防水の防犯カメラを購入したユーザーが、2ヶ月で故障したというレビューを投稿しています。それ以外でも、短期に故障しサポートへ問い合わせしても対応がなされない・違う機種と交換されたなど、安価なカメラだけに耐久性やサポートが犠牲になってしまうようです。

2.ネットワークへの不正アクセス

「常に自分のカメラが5,7台、外部から接続されている」というレビューも。中国製の安価なネットワーク対応のカメラは、初期設定でのセキュリティが非常に甘いものが多く、簡単に外部から閲覧されてしまうことがあります。簡単に外部から入れるカメラをまとめた闇サイトも存在しています。これでは家の状況が丸裸。窃盗犯に不在であること、死角がどこか、などの状況を知らせてしまう危険性が伴います。

もちろん中には真面目でしっかりとした製品を販売している業者もいますが、それを見分けるのは至難の業です。特に中国の販売者はレビューも良いレビューを偽装し、全世界で問題になっています。

参考)対策追いつかず、アマゾンで横行の不正レビュー(外部サイト)

自らの安全を確保するための防犯カメラ。安易にインターネットで中国製の安価なモデルを購入しないことをお勧めします。

ご自身で設置される場合のおすすめ機種

ご自身で設置される場合のおすすめの機種は次の2機種です。

1.Google Nest Cam

検索するときにおなじみGoogleが販売しているネットワークカメラが「Google Nest Cam」です。Androidスマートフォンを開発している世界有数のIT企業だけあって、設定やアプリが非常に秀逸。ポンと置くだけで利用できるほか、壁への穴あけによる屋外への設置も容易です。もちろん防水対応ですから雨風も問題ありません。

Google Nest Camの詳しい情報はこちら >>

2.Amazon Ring Cam

通販大手のamazonが販売するネットワークカメラが「Ring」シリーズです。電源ケーブル式とバッテリー式があり、バッテリー式はオプションでソーラー充電も可能。もちろん屋外対応・防水仕様です。タイムセールなどで安価で購入でき、amazon echo showをモニターとして利用することもできます。

amazon Ring Camの詳細はこちら >>

3.国内メーカー製

残念ながら国内メーカー製は画質が悪かったり、ネットワーク対応でもスマホアプリの作りが悪いなど、性能面で実用に耐えられるものになっていません。

保守・メンテナンスに頭を悩ませることに

しかしこういったIT企業大手の防犯カメラでも問題は残ります。
 
それは保守・メンテナンスといった面です。

手軽に設置ができ、設定もスマホアプリで簡単にできるGoogleやAmazonのカメラですが、故障時の対応はネットを通じたものとなります。また基本的に修理ではなく交換の対応となることが多く、その度に再設置・再設定が必要となります。

また多くはバッテリー式を採用しており、一度充電すれば1~3ヶ月は持つとは言われていますが、センサーの反応頻度によっては半月も持たないようです。複数カメラを設置した場合、常にどこかのカメラを充電している…ということに。

また、基本的に常時録画ではなくセンサーが反応した際にのみ録画するという仕様のため、センサーに反応しなかった場面は確認することができないというデメリットも存在します。

やはり本格的にセキュリティ対策で防犯カメラを設置するには、防犯カメラの専門業者への依頼が間違いないでしょう。その場合の設置費用は、セコムほど高額ではありません。

セコムと併用の防犯カメラ設置はトレネッツ.へ

トレネッツ.では面倒な配線工事はもちろん、お客様の予算感にあったカメラ機材の選定、カメラの設置場所自体も狙われやすいポイントや万が一の際に必要な画角も事前に調査し、提案させていただきます。

名古屋市北区に本社を構えるトレネッツ.は、

「犯罪をされたらどうするかではなく、犯罪をあきらめさせるにはどうするか」

という考えに基づいた防犯診断、設計、施工、運用保守とすべてワンストップサービスを展開しています。

中小企業の社長同士だからこそ、本当に必要なセキュリティ対策の提案力・相談力に自信があります。防犯設備の年間設置実績は474件。

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